wetsuits boards history
 レジンとグロスの開発により、一気にサーフボードが進化を遂げた1950年代。サーフビジネス草創期、或いはゴールデン・エラと呼ばれたこの時代には、その後のサーフボード・デザインに大きく影響を与えたマスターピースが多数誕生している。ハップ・ジェイコブスが削る“422”というモデルもそのひとつ。

 1930年、カリフォルニア・ウエストウッドで生まれたハップは8歳のときにハーモサ・ビーチへ移り住む。海が遊び場であったと語る彼は、毎日のようにビーチマットを片手に海に入り、自然と波に乗るスキルを身に付けていった。1946年、16歳になる頃マイボードを手に入れ、本格的にサーフィンにのめり込む。当時のサーフィン仲間には、後にビジネス・パートナーとなるデイル・ベルジーの姿もあった。高校を卒業後、ジュニア・カレッジに進むも徴兵を嫌い、コースト・ガード(湾岸警備隊)に入隊。体格が良かったハップは他の隊員とトレードされ、2年間のハワイ任務の命を受ける。1951年、当時のハワイは人もまばらで今と変わらず素晴らしい波もそこにはあった。彼はジョージ・ダウニングやウッディ・ブラウンと出会い、彼らからシェイプ技術を教わることとなる。これが半世紀を超えるハップ・ジェイコブス・サーフボードの幕開けである。ちなみにこのときに削ったボードは9'6"のバルサボードであった。
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